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問題解決を迫られたときに解決策を導き出す方法!

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解決策を考えるポイントと注意点

社会人になって仕事をするようになったなら、ぜひ身につけておきたいのが「クリティカル・シンキング」です。
「クリティカル・シンキング」というのは、ここ近年ビジネス書などで多く取り上げられるようになってきた思考方法を指します。

簡単にまとめると、物事を批判精神を持って見つめ直すことで、客観的な判断をすることができるようするという考え方です。
批判精神といってもむやみにアレもダメこれもダメと決めつけることではなく、何か出来事が起こったときにそれは本当に正しいことかという出発点から、その奥にある問題点を洗い出していきます。
クリティカル・シンキングにおける「批判」というのはそれ自体が目的ではなく、あくまでも最適解を見つけ出すための手段なので、批判することだけに終始しないということが大切です。

クリティカル・シンキングの基本姿勢は大きく3つあり、「目的とは何かを意識する」「自他の思考のクセを前提にする」「問い続ける」ということとなります。

まず「目的」については、どれだけ立派な議論や説明があっても、それが実行不可能なものであっては全く意味がありません。
大きな仕事になるほど、目先の成果や立場の維持にどうしてもこだわってしまいますが、最終的に目指すべきなのは何なのか、ということを見失わないようにしましょう。

次の「思考のクセ」についてですが、どれだけ思考力に長けた人であっても、どうしても思考方法には一定のクセが存在します。
自分自身のクセもそうですが、周囲の人にも同様にあるパターン化した思考があるということを前提にすることにより、また考え方が変化してくるのです。

最後の「問い続ける」ということは、何か一つの解答が見つかったとしてもそれが絶対的な正解であるとは思わず、常にもっとよい方法がないかを考えることが重要という意味です。

思考方法を身につけることで世界が広がる

クリティカル・シンキングと共にビジネス書で紹介されていることに、ロジカル・シンキングがあります。
こちらも方法は異なりますが、論理的に物事を考えて結論を出すということで共通しています。

論理的思考が苦手な人にありがちなのが、「自分の意見が絶対だと信じて疑わない」「他人の意見にすぐに左右されてしまう」「直感など感情で判断することが多い」ということです。

もし仕事の方法に行き詰まっていたり、なかなかよいアイディアを考えつくことができないという悩みがあるのなら、まずは思考方法から練習をしてみることをおすすめします。
論理的な考え方というのはすぐにできるものではありません。
クリティカル・シンキングを毎日少しずつ練習をしていくことで身につけられるようになるでしょう。