Xmindの特徴、活用方法
無料で使用することができるマインドマップツールとして、最強との呼び声が高いのが「Xmind」です。
「Xmind」はWindows版、Mac版、Linux版の三種類に加えて、ポータブル版がいずれも無料で配布されている高機能アプリケーションで、2008年のEclips RCPアプリ大賞など複数の賞を受賞しています。
まず「マインドマップ」とは何かということから簡単に説明をすると、もともとはトニー・ブザンが提唱した思考・発想法の一つです。
人の頭の中で起こっている思考回路を客観的に可視化できるようにしたもので、一つの課題に対して枝葉が広がっていくように思考が展開して行く様子を示しています。
マインドマップはクリエイティブ系のビジネスマンに推奨されている思考方法でもあり、大きな無地の白い用紙を用意して、複数の色鉛筆で絵を書いていくようにするということが一般的な方法でした。
そこでそうしたマインドマップの作成をコンピューター上でできるようにしたというのが「Xmind」です。
自由度が高く使いやすいUIと、簡単に美しく仕上がるマインドマップが、リリース時から大きな評判となりました。
公式サイトから「Xmind」をダウンロードしてインストールが終わると、まず最初に白い大きな画面がでてきます。
最初に「中心トピック」という画面中央にあるタグをクリックし、これから考えていこうとしている課題を入力しましょう。
そこから自由に縦横斜めに枝を伸ばし、関連する言葉を次々と入力していくようにします。
途中で浮かんだ言葉については画像をアップロードしたりすることもできるので、手書きと同じかそれ以上に自由に入力を進めていくことが可能です。
ビジネスチャートを使って複雑なタスク管理もできる
「Xmind」が有名になったのは、個人の思考方法としてだけでなく、ビジネス向けのチャートとして使用することができるからです。
多くの業務を並行して行わなければならない人にとっては、毎日のタスク管理は非常に煩雑で管理が難しいものです。
そこで「Xmind」では作業効率を高めることができる4種類のチャートがテンプレートとして用意されているので、そちらに入力をしていくことにより、複雑なアイディアやイベントの関係性を可視化していくことができます。
平面的な入力だけでなく、時間軸を意識したマトリクス図としても作成をしていくことができるので、綿密なスケジュール管理をするのにも役立つでしょう。
既にリリースから10年以上が経過しているアプリケーションなので、かなり内容も洗練されており、より使いやすい機能が盛り込まれています。
本当に無料でいいの?と思うほど高機能なので、ぜひインストールしてみてください。